いまはなき漫画投稿サイト『まんがごっちゃ』に掲載されていた『時空オカルト研究会』の第2話を復刻公開します。
スマートフォンで読みやすいように、再編集しました。
変わりゆくティラノサウルスの想像図
わたしたちが子供のころに図鑑などで見た恐竜の姿は、その当時の研究者たちの学説を元にした想像図です。
化石などの実物を知る手掛かりから、「こうだったんじゃないかな?」と描かれた想像図は、時代によってかなり大きな隔たりがあります。
1980年代~2010年代にかけてのティラノサウルスの想像図の変化を風刺したマンガです。
あなたはどの時代のティラノサウルスが身近でしょうか?
ティラノサウルスとは、どんな恐竜だったのか?
ティラノサウルスは、いまから約6,800万前の中生代・白亜紀末期の北米に生息していた肉食恐竜です。
最大全長は約13メートル、最大体重は約9トンと(現在までのところ)獣脚類の中で史上最大級の体格を誇る種のひとつです。
映画『ゴジラ』に登場する海獣ゴジラのモデルとも言われておりますように、かつては直立した二足歩行で描かれることも多かったティラノサウルス。
その姿は、年代と共に様変わりしていきました。
『ジュラシックパーク』や漫画『ドラえもん』など、フィクションの世界でも度々登場し、もっとも有名な恐竜として名前が知られています。
一方でその生態には未解明な部分も多く、新説の多様さも相まって議論が絶えない恐竜でもあるようです。
属名のティラノサウルス(Tyrannosaurus)は古代ギリシア語のティランノス(暴君)とサウルス(とかげ)の合成語で「暴君とかげ」のような意味です。