こんな方におすすめ
- 外見に自信がなくても異性にモテたい方
- モテ期が去っても人気者でありたい方
- 職場や趣味のサークルなどで嫌われたくない方
この記事でいう「モテる」とは、マンガのイケメンキャラや芸能人のように異性から「キャーキャー言われる状態」になることではありません。
同性・異性、価値観や属性を問わず、好感を持たれる方法について考察してみました。
チャラチャラした「モテ男」「モテ女」になる方法はこの記事には書いてありません。
モテる人の条件とは?
男性であれば、イケメンだったり、オシャレな髪型と服装だったり、話し上手=モテる人というような先入観はあると思います。
女性であれば、髪型やメイクなど、おしゃれ上手で他人に気づかいができる人。次から次に告白されるイメージがあるのではないでしょうか?
しかし現実問題、外見がバッチリな人がモテモテとは限らないのが人間世界の面白いところだと思います。
人には好みがありますし、ファッションの方向性とか、年齢層、所属するコミュニティの価値観など千差万別ですから。
この記事が定義する「モテる人」とは、エリートからパリピ、オタクグループ、果てはヤンキーの集団に紛れても好感を持って迎えられる人のことです。
「無難な人」と似ているような定義ですが、無難でも好感度が高ければ立派な「モテる人」です。
個人的には価値観の違う人に好感を持たれることが「本当にモテる人」だと思っています。
内向的なオタクでもバッチリモテますよ。
①穏やかな話し方をする。
文字で書く分には簡単ですが、具体的にどんな話し方が穏やかなのかは人によって様々です。
ゆっくり話す、もの静かな口調に好感を持つ人もいれば、早口で的確に要点をとらえる話し方に好感を持つ人もいます。
ポイントは決して大声ではない、乱暴な話し方でもない、ソフトな口調で話す方が魅力的だと感じる人は多いのではないでしょうか。
もちろんカッコつけるのは論外です。
男女を問わず、威圧的な話し方が苦手という人は多いのではないでしょうか?
特に内向的な性格の方ですと、お笑い芸人のような賑やかな口調でさえ、威圧的に感じるという人は多いようです。
あくまでも知人たちの感想なので、統計学的な信頼のおけるデータではありませんが、参考までに…
お笑い芸人の真似をする一般人の印象は最悪だという意見は多かったです。
たとえイケボ※(イケメンボイス)ではなくても、穏やかに話すことで印象はグッと良くなるはずです。
②清潔感
清潔感は90年代以降はモテるモテない以前の問題で、身だしなみの必須要素になったと断言しても良いでしょう。
女性はもとより、男性は特に清潔感の重要度が高まっているのではないでしょうか。
③誰に対しても親切であること
親切とは何でしょう?
しん‐せつ【親切/深切】
[名・形動]
1 相手の身になって、その人のために何かをすること。思いやりをもって人のためにつくすこと。また、そのさま。「人の―にあずかる」「―を無にする」「―な応対」出典 小学館 デジタル大辞泉より
改めて考えてみると、親切とはさじ加減が難しい対応ではないでしょうか。
責任を伴えない親切は八方美人と呼ばれてしまいます。
かといって些細な事案に首を突っ込むのはおせっかい。
親切とは、相手に対する責任を承知したうえで、手を差し伸べることではないかと思います。
なぜ、親切な人がモテるのか、私なりに考えてみます。
人間という生き物は集団で行動することで独自の進化を遂げてきました。
言語の発明も、群れの中で役割分担を決め、狩りや子育てをするために発展してきたと思われます。
近代化以降の社会では個人主義が叫ばれて久しいですが…それでも人の本質は変わりません。
人間の本質とは、集団でモノを考える(横軸)と歴史の積み重ね(縦軸)が折り重なって編まれてきたと言えるでしょう。
つまりはヒトは常に一人ではなかった。歴史の流れや社会と共にあったということです。
親切は、「親を切る」という意味ではない。 「親」は「親しい」「身近に接する」という意味で、「切」は刃物をじかに当てるように「身近である」「行き届く」という意味がある。
引用元:語源由来辞典 親切(しんせつ)の意味・語源・由来を解説
④人の悪口を言わない(特にその場にいない人の話題で盛り上がらない)
人間は噂話が大好きな生き物です。
学校や職場、あるいは家庭での他愛のない会話の中で、誰かの悪口で盛り上がることもあるのではないでしょうか?
そんな中で「人の悪口を言わない」というのはきれいごとかもしれません。
しかしネガティブな話題で盛り上がる人たちと距離を置くことは、巡り巡って良い出会いにつながります。
類は友を呼ぶという言葉がありますが、不平不満でつながる交友関係は、そもそも良好な人間関係を維持するのは難しい人たちではないかと思います。
少し極端な例になってしまいましたが、悪口の輪の中では建設的な人間関係が生まれにくいのは確かなことです。
人の悪口で盛り上がる集団の仲間になったところで、いないところで陰口は言われているでしょうし、避けるのが賢明でしょう。
普段から人の悪口を言わない人は、知らない間に人から信用されていきます。
⑤相手に対する共感力が高い
③誰に対しても親切であることが、群れに対するコミュニケーション能力ならば、共感力は一対一のスキルではないでしょうか。
たとえ親身になって聞いていたとしても、相手が共感を感じなかった場合、うわべだけ話を合わせているように思われてしまいます。
共感力とは何でしょう?
相づちひとつにも感情がこもることです。
儀礼的なことを除いて、人間が話すほとんどの言葉には感情が伴っています。
話していることの奥にある感情、気持ちをくみ取って、心をこめて共感することです。
仮に相手が間違っていたら、静かに諭すのことも必要です。
共感と言ってもイエスマンは全くモテません。
また内向的な人と社交的な人では恋愛観は異なります。
詳しくはこちらの記事にまとめました。
⑥さりげない気づかい(フォロー)ができる
さりげない、というところがポイントではないでしょうか。
これ見よがしな、わざとらしい気づかいは下心があると思われたり、あざとい、果ては腹黒いとまで思われてしまうこともあります。
誰にも気付かれなくても落ち度があったらフォローする、気づかいを人に言わない、時には相手を立てたり、こちらが裏方に回ることもいとわない。
誰かのミスを指摘する時は人前で言うのを避ける等、相手の人間性を尊重しながら、円滑に人間関係が結べるように最善を尽くすのは正直むずかしいです。
しかし、こういった気づかいを心がけることで、仲間内の信頼は得られます。
特に自分とは価値観の違うグループで何かをするときには大事になる考え方です。
⑦誰へだてなく自分からあいさつができる
口下手でもあいさつさえできれば、おおかたの社会生活は大丈夫です。
逆に言えばあいさつができない人、人を選んであいさつする人は人から信頼されることはないでしょう。
立場を通じて人に言うことを聞かせることはできますが、絶対に敬愛はされません。
世の中には人と会話をすることが極端に苦手な人もいます。あいさつをしたくても、
恥ずかしくて声が出ない人もいます。
まれに「絶対に人に好かれたくない」「誰ともかかわりたくない」というような信念があってあいさつをしない人もいます。
それは個人の自由でいいと思います。
問題はあいさつを返さない人にあいさつをするべきか、でしょう。
モテたい人は、たとえ返されなくてもあいさつをする方がいいと思います。
ただし相手は「人間関係を拒否したい」人ですから、その気持ちも汲んで絶対に懐には飛び込まず、文字通りあいさつだけでいいでしょう。
なぜ、それがモテにつながるのか?
「人間関係を拒否したい」人に対して気遣いつつ、明るくあいさつができるような人ならば、
「良い人間関係を築きたい」と思っている人たちと容易に仲良くなれるからです。
⑧ありがとうが言える
当たり前のように言える人も多い一方、照れやプライドもありなかなか言えない人もいる感謝の気持ち。
自然と言える人は必然的に人から好かれます。
少なくとも、マイナス要因は一点もありません。
しかし一方で世の中には「ありがとう」という言葉が苦手、あるいは嫌いな人もいます。
あるいは、育った家庭の中で人に感謝をする習慣を学んでこなかったという人もいます。
物心つかないうちから「感謝しなさい」「ありがとうと言いなさい」を強制されるあまり、トラウマになってしまった人もいます。
非常に残念ではありますが、その人がモテるには極めて難しいと言わざるを得ないでしょう。
たとえ芸能人レベルの美男美女でも、良好な人間関係を維持するのは厳しいと思います。
感謝とは心からするものであり、強制されるものではありません。
うわべのコトバだけの感謝なんかいらない、という人は心の重要さを理解しているのではと思います。
➈ほがらかであること
ほがらかな天気と言えば、あたたかな晴れの日。
ちょうどいい陽気の日向のような人に魅力を感じる人は多いでしょう。
そのような雰囲気の人は、いるだけでその場の空気を和ませることができる稀有な人材です。
口下手でも、にこやかに相づちを打ってくれたり、どこか話しやすい印象を与えるタイプでもあります。
また、相手によって態度を変えることもしません。誰に対してもほがらかに接します。
他人に対して寛容である一方、しっかりした自分の意思を持っている場合が多いので、マイペースな印象を与えることもあります。
➉隙がある
たとえ①~➈のすべてを満たした完璧超人でも、隙がなければモテません。
いわゆるハイスペック男女が理想の相手になかなか出会えないのは、本人の隙のなさにも一因があるような気がします。
「隙」とは、相手にとっての取り付く島、居場所、守ってあげたいところ…
変な話ですが、①~➈全部できないダメンズであろうと、魅力的な隙さえあればオセロのように全部ひっくりかえしてモテモテになる可能性を持っているのが「隙」です。
まとめ。現代は「いい人で終わる」パターンから、「いい人でないと始まらない」パターンへ
モテる方法をザッとまとめてみたのですが、ここに挙げた条件に当てはまる人ならば、内向的なオタクでもバッチリモテると思います。
「オタクというだけで恋愛の対象外」という極端な考え方の男女もまだまだ存在していますが、年々減少傾向ではないでしょうか。
ちなみにオタク趣味を隠すという人もいますが、重度のオタクには絶対にお勧めできません。
心の半分を隠して誰かと付き合うなんて相手に失礼です。
やはり趣味の合う人と恋愛はすべきなのだと思います。
昔だったら「いい人で終わる」なんてことを言ったものですが、SNSなどで自分の発言が可視化され、後々まで残る時代です。
炎上までいかなくても、過去の発言で幻滅する例もあるのではないかと…
そういった理由で「いい人」でやっとスタートラインなのかな、とも思います。
実はモテるには裏技というか奥義もありまして、相手がいま、何を求めているか雰囲気を察して適切な行動が取れれば、いずれ確実にモテるようになるのですが、それは内向的な人のやることではないので当ブログではふれるにとどめます。
ここまで記事を書いてきて今さらですが、現代は著しく「恋愛の価値が下がった」時代でもあります。
恋愛はオワコン(終わったコンテンツ)というのも一理ありますが、時代に関係なく「モテたい」と思う人の参考になればと思って書いてみました。