他の人には挨拶を返すのに、自分だけには返してくれない人、たまにいますよね。
「何か嫌われるようなことをしてしまったのかな」とか、不安な気持ちになるのは当然のことです。
人によっては、腹が立ったり、逆にとても悲しくなったりするでしょう。
正直なところ、自分がされたらムッとします。
ネット上には「挨拶に見返りを期待しない」とか聖人のような考え方を述べている記事がありますが、傷つくものは傷つくんだから具体的な対処法にはならないですよね。
この記事では、そんな「挨拶を返してくれない」人に傷つき、悩んでいる人に寄り添い、一緒に対策を考えていく一助になればと思っています。
私にも経験があるのでハッキリと言い切りますが、本当に「挨拶を返してもらえなくて」傷ついてる人は、正論「挨拶に見返りを期待しない」では救えません。
キレイごとじゃないんですよね、世の中は。
「挨拶を返してくれないような奴は〇〇〇〇だ!」
最初に結論から言ってしまいましょう。極論かも知れませんが、挨拶を返してこない奴なんて「ゴ」のつく四文字の昆虫だと思ってしまいましょう。
妄想の中で、効果のある対虫スプレーをまいてやっちゃいましょう。あくまでも想像の中でですよ?
実行したら人生を棒に振るので絶対に止めましょう。
「挨拶を返してこないような〇〇」ごときのために、あなたのすばらしい人生を台無しにするのはもったいないです。
嫌な思いをしたときって「心がキュウウウ」と締め付けられる感じで、本当に苦しいですよね。
正論を言えばそんな相手のことなんて考えないで、相手が返事を返してくれなくても自分から朗らかに挨拶していく方がいいですよ。
でも、何度も言いますけど傷ついたとき、人は正論では救えないんです。
挨拶を返してくれない人の特徴と心理
良くも悪くも価値観はそ人れぞれです。
私たちの多くはあいさつをお互いにかわし合うことが当たり前だと思っています。
実際、「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」挨拶を交わし合うだけで、私たちは何となくその人に親近感がわきます。
人とのコミュニケーションが苦手な、私のような人間でも、挨拶だけは心がけています。
なぜなら、うまく仲良くなる自信もないし、世間話もろくに話せないけど、「あなたのことを認めてるよ」「敵じゃないよ」という気持ちを込めて挨拶をしています。
しかし世の中には「挨拶なんて時間のムダ」だと思っている人がいることも事実です。
また、恥ずかしくて挨拶を返せないという人もいるでしょう。
しかし、どんな事情があっても、挨拶を返されなかった人は、いい気分にはならないでしょう。
「挨拶に見返りを求めない」なんて意見もありますが、繊細な人にとってはショックなものはショックです。
相手がどうあれ、いまの自分の気持ちを冷静に観察してみることも有効ではないでしょうか。
挨拶を返されなかったとき、「悲しい」のか、「怒り」なのか、それとも「虚しさ」なのか、いまの自分の感情がどうなのか、
上司や教師に相談するのはアリかナシか?
結論から言えば「無し」でしょう。
実はこの問題、けっこう難しいです。
なぜなら、人の価値観や内面に踏み込むようなデリケートな案件です。
基本的に人は変えられません。
たとえ教師や上司の権限で説得して、挨拶を返すようにさせたとしても、その人は心から言ってるわけではなく、イヤイヤ従っているだけです。
根本的な人間関係の改善は起こり得ません。
この問題を解決できるような能力のある人だったら、そもそも「挨拶を返さない人」を放置しておかないでしょう。
米国の心理学者カール・ロジャースによれば、「2:7:1」の法則というものがあります。
これは、「仮にあなたの周りに10人の人がいたとしたら、2人は気の合う人、7人はどちらでもない人、1人は気が合わない人 」
まとめ
挨拶を返してくれなかったとき、自分が「悲しい」とか「悔しい」とか傷ついてしまっているなら、相手を言葉の通じる人間だと思わないでやり過ごすのが無難です。
「2:7:1」の法則などを思い出して、「ま、そんな程度だよな人間関係なんて」なんて開き直れたなら最高なのですが、そこまで割り切れないのがツライところです。
誰かに相談しても、十中八九噂が広まったり、上司や教師が頼りになるとは限りません。
そもそも他人を変えることなんてできません。
できるならそっと距離を置くのがいいでしょう。
「挨拶に見返りを求めるなんて間違ってる」「人に期待するな」なんて意見もありますが、悔しいものは悔しいし、人から見たら些細なことでも落ち込むことは大いにあります。
少し乱暴な結論になってしまいますが、私はいま、ツライ思いをしている人が、一刻も早く楽になれたらいいと思ってこの記事を書いています。
挨拶を返してもらえなくて悔しかったり、悲しい思いをした人は、その分、きっといいことがある。気休めかも知れませんが、心からそう願っています。
どうかくじけないで、どうにかやり過ごしましょう。