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懐かしい飲料 80年代~10年代の清涼飲料水の紹介 コーラ編

清涼飲料水は時代を映す鏡

自動販売機、コンビニエンスストア、スーパー、駅の売店…。わたしたちは飲みたいときに好みの飲み物を、ほぼ何時でもどこでも買って飲むことが可能な世の中で暮らしています。

 

そんな「当たり前」な光景も、昭和の始めからあるわけではありません。戦後、高度経済成長~バブルを経て、平成不況~失われた20年のデフレ不況と移り変わる時代の中で、さまざまな清涼飲料水が生まれ、そして消えていきました。

初めてコーラを飲んだのは何歳の時?

何歳から子供に炭酸飲料を与えるかは、親御さんの立場からしたら気になる問題ではないでしょうか?

筆者の周りでは小学校低学年くらいが初コーラだという人が多かったです。また、炭酸そのものが苦手な方もいるので、あくまでも本人の体質や友達付き合い、家庭環境によってまちまちの結果となりそうです。

コーラを飲むと歯や骨が溶けるって本当?

コーラの歴史は古く、1886年にコカ・コーラ社が『薬』として販売したのが最初だと言われています。薬頭痛緩和や二日酔いに効果があると宣伝されていました。日本での発売は1957年です。今や世界中に広まったコーラ飲料ですが、一方で悪評もなかなかぬぐい切れない印象があります。

お住いの地域にもよりますが、1970年代~80年代にかけて「コーラを飲むと歯や骨が溶ける」という噂が聞かれました。

2018年現在、日本コカ・コーラ株式会社のホームページでは以下のような見解が記されています。

 

コカ・コーラに限らず一般的に清涼飲料には酸味料が含まれています。そして、歯や骨の成分であるカルシウムやマグネシウムは、酸に溶ける性質を持っています。よって、清涼飲料、果汁などの酸を含む液体に、抜けた歯や魚の骨を長い間つけておくと、含まれるカルシウムやマグネシウムが溶けます。しかし、飲みものですので人間の骨に直接ふれたり、歯に長い間くっついていることはありません。安心してお飲みください。

引用元・日本コカ・コーラ株式会社HP

 

「90年代」はコーラの多様化時代

86年から始まったバブル景気は、91年に崩壊し、日本は長い不景気時代に突入しました。

この時期に団塊ジュニアたちが十代~思春期を迎えます。しかし94年代中頃までは、バブル時代のゴージャスな価値観が残っており、市場は団塊ジュニアをターゲットにした新商品を続々と開発し、テレビCMや雑誌広告に新商品を次々に発表していきました。

 

コーラ飲料も例外ではなく、コカ・コーラ社、ペプシコ社の二大コーラ飲料メーカー以外からも様々なコーラが発売され、そして消えていきました。

※俵 孝太郎(たわら こうたろう 1930-)元フジテレビニュースキャスター、政治評論家 日本テレビ系列のクイズ番組『マジカル頭脳パワー!!』回答者(90~95年)

RC(ローヤルクラウン)コーラ 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ジョルト・コーラ 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

「00年代」のコーラ事情 進む寡占化

ミレニアム(千年紀)がスタートし、21世紀となった00年代はインターネットの爆発的普及による情報革命が起こりました。

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WEBを通じて情報を発信し、誰もが主人公になり得る時代に突入したのです。

世界は変わったかに見えました。

 

しかし、結果としてはコカ・コーラ社、ペプシコ社など巨大資本による寡占化が進み、それまでの準大手メーカーが淘汰され、大手と業務提携ないし吸収合併していく業界の再編成が進んだ年代でもありました。

自然派健康志向かダイエット志向か、ユーザーがコーラに求めるものが二極化していきました。

健康志向への流れは10年代の「トクホ・コーラ」の登場で、決定的なものになりました。

「10年代」のコーラ 少子化で停滞するコーラ市場。

「トクホ・コーラ」の登場

「トクホ」とは特定保健用食品の略称です。1991年に導入された制度で、摂取により(血圧や、血中のコレステロールを正常に保つ、などの)当該特定の保健の目的が期待できるという表示を認められた食品の事です。

○特定保健用食品として食品を販売するには、その表示について消費者庁長官の許可を受けなければならない
(健康増進法第26条第1項)。
○表示の許可に当たっては、食品ごとに食品の有効性や安全性について国の審査を受ける必要がある

出典:消費者庁 特定保健用食品とは

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