血液型による性格診断は日本人が大好きな話題であると言えましょう。
新学期やパーティなどの席で、「血液型は何型?」と話題を切り出すのは定番の会話ですよね。
血液型性格診断や血液型占いなど、血液型にまつわる諸々は、現在に至るまでテレビや雑誌のみならず、ネットメディアにも取り上げられ、話題を提供しています。
その一方で、多くの医学者や科学者の大多数が「科学的根拠がない迷信だ」として否定的な見解を述べています。
非科学的な要素が多いにもかかわらず『血液型性格診断』は、市民権を得ています。
それどころか、血液型に対する話題で相手に心理的な苦痛を与えるブラハラ(ブラッドタイプ・ハラスメント)なるものも存在します。
どんな人がブラハラをするのか、いくつか特徴をまとめてみました。
そしてブラハラに対する対策、心がまえを提案しています。
80年代~10年代の4つの時代から時空を超えて集まった拙作『時空オカルト研究会』のメンバーが考察します。
血液型性格診断はオカルトなのか?
ブラハラをする人の特徴
どんな人がブラハラをする人でしょうか?
どんなタイプなのか考えてみましょう。
ブラハラをしてくる人の多くが、人に対する距離感の近い人ではないでしょうか?
血液型性格診断そのものに科学的な根拠がないことを知らない人も多いでしょう。
また、血液型の話題が心理的な苦痛を与えるということに気づいていない人も多いのではないでしょうか。
※こちらの記事は、嫌な奴を見極める考察をまとめたものです。
血液型の話題は無難と考える人は各年代それぞれ幅広く存在しています。
40代~60代くらいの男女の会話で多く聞いた印象があります。
逆に30代以前の人との会話の中ではあまり話題になった記憶は少ない印象です。
もちろん学校の話題には上りましたが…
個人的な感想なので、これを読んでいる方とは環境も違うとは思います。
A型の特徴とは
周知の通り、A型は日本で最も多いそうです。
みなさんの周りでも一番多いのではないでしょうか。
10人中4人がA型だと言われています。
イメージとしては「まじめ」「几帳面」なタイプ。
優しい人も多いといわれているようです。
こつこつとした地道な作業が得意な半面、想定外の事態に弱く、「心配性」「神経質」と言われがちなイメージです。
O型の特徴とは
O型は日本人では約3割くらいです。
しかし世界中ではもっとも多く、人口の半数以上を占める国もあります。
アフリカや中南米の国々です。
アメリカでも先住民の8割近く、ブラジル先住民に至っては100%といわれています。
一般的に、性格はとてもおおらかで心が広いというイメージですね。
「フレンドリー」「人当たりがいい」「付き合い上手」と良い印象の半面、「八方美人」「大ざっぱ」ともいわれるようです。
引用元 コトバンク デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説
AB型の特徴とは
AB型はご存じの通り、日本人では最も数が少なく、約1割程度です。
人口比率で最も割合が低い血液型です。
とっつきにくく独特な感性を持っているとされます。
例えば「天才肌」「ミステリアス」「とらえどころがない」「プライドが高い」など。
その半面、心が「繊細」であるという二面性もあるといわれます。
また、少数派であるがために、ネガティブな標的になりやすいといった傾向もあるようです。
※少数派であるために不本意な目にあうことも多いAB型ですが、そもそも人間の血液型は何兆というパターンが存在すると言われており、A,B,O,AB型の4つだけとは言えない状況です。
B型の特徴とは
B型は日本人の血液型では約2割くらいです。
西欧諸国では約1割とさらに少ない数値ですが、インドでは約4割と突出しています。
一般的には「変わり者」というイメージで語られることが多いのではないでしょうか。
「マイペース」や「頑固」など…。誤解されることも少なからずあるといわれますが、個性的であるということでしょう。
バーナム効果とは
『心理資格ナビ』という心理カウンセラーによるブログがとても丁寧でわかりやすい解説をしています。
バーナム効果について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
バーナム効果を簡単に説明すると、誰にでも当てはまる性格の特徴などを言われ、さも自分だけに当てはまっていると勘違いしてしまう心理学の現象のことを指します。
引用元『心理資格ナビ』
まとめ
●ブラハラをしてくる人の多くは他人との距離感が近い人で、悪気がない場合が多い。
●血液型の話題が、人によっては心理的に苦痛になると気が付いていない人がブラハラを行う傾向がある。
●血液型性格診断に科学的根拠は認められないが、「バーナム効果」によって一定の説得力があると思わされ、多くの日本人が思い当たると信じている。
●性格診断に加え、血液型占いと、血液型別相性診断までもがごっちゃになって信じられている。
●血液型性格診断は幅広く日本社会に定着しているため、「血液型あるある」として何気なく出した話題が「血液型差別」につながり、主に職場での血液型についての話題などで人を傷つけ、「ブラハラ」といった概念が生まれるようになった。
血液型の話題で傷つかないためには「本人の心の持ち方」が大切!
ブラハラ対策の第一歩
◇「血液型についての話題は科学的根拠がない、単なる迷信に過ぎない」とまずは考えるのはいかがでしょう。
いささか極論のたとえではありますが、あなたが会社の上司、部活の先輩などから「お前は血液型◆◇型だからダメなんだよ!」という叱責を受けたとしましょう。
具体的なミス箇所の指摘以外では、血液型に関連するに科学的な根拠はありません。
自分に当てはまっていると思うのは「バーナム効果」の結果です。
「相手は科学と迷信と区別もつかない人です。気にするには及ばない」
そうは言っても、職場の上司や同僚のグループ親せきなどでブラハラを話題にされた際は、距離をとるのも難しいケースもあり、考えてしまいますよね。
嫌味にならない程度でそれとなく「ブラハラ」について伝えるのも手ですが、相手にもよるでしょう。
周囲で血液型の話で盛り上がっていて、疎外感を感じる人もいるのではないかと思います。
孤立を感じている人におすすめの考え方を自分なりにまとめてみました。
ブラハラで苦しんでいる人に対して、「コレだ!」という絶対的な解決法を示せなくて心苦しく思っています。
やはり「本人の心の持ち方」くらいしか対策はないのでしょうか。
すごい解決法を思いついたら追記します。