内向的な人間と、外交的な人間の違いをザックリと比べてみましょう。
※ちなみに筆者は心理カウンセラーなどの専門家ではないので、この分類は参考程度にお願いします。
①人と会うと疲れるタイプ=内向型 人と会うと元気になるタイプ=外向型
②1人でじっくり考えるのが好きなタイプ=内向型 みんなと相談するのが好きなタイプ=外向型
③関心や判断の基準が自分の中にあるのが内向型 関心や判断の基準が社会的で外に向かって開かれているのが外向型
内向型人間は人間関係でストレスを感じることが多い。
内向型の人と、外向型の人はどちらが多いのでしょうか?
人口比で見れば、およそ割合とすれば1対3だといわれています。
外向型が3倍も多いので、世の中のほとんどの施設は外交的な人に向けて開かれています。
学校教育はもちろん、会社の人間関係など、社会が求めるのは大抵において外交的な人間です。
メディアが伝える「できる人のイメージ」も、外交的な特徴を持つ人物として描かれています。
外交的な人にとっては当たり前の価値観でも、内向的な人にとっては生きづらく感じることも多いのではないでしょうか。
本記事は徹頭徹尾、内向的な人に向けて書かれています。
社交的な人の家族や親しい人に内向型の人がいる際にも、参考になるようにも書いています。
①内向型の自分を否定しない
確かに社会が外向的な人間に対して開かれているのは事実ではあります。
しかし自分に内向的な気質があるからと言って、無理をして外交的になろうとする必要はありません。
程度にもよりますが、外向的に振る舞った反動で激しく落ち込んだり、疲れてしまうことも多いでしょう。
「外交的にならなきゃ…」なんて思うとなおさらです。
人間は先史時代からずっと社会的な性質と共に文明を発展させてきましたが…
社交的な人が正しく、内向的な人が間違っているという理屈はありません。
内向型、社交型、ともにどちらも欠かすことのできない車の両輪となる価値観です。
隣人や友人は決して証明してくれませんけれども、歴史に興味を持って調べたら証明してくれます。
あなたは内向的な性格で大丈夫です。
何ひとつ間違ってはいません。
ただ、内向的な価値観と自分を否定することだけはやめましょう。
接客業や、事業のプレゼンテーションなどは内向型の人間であってもノウハウとスキルさえあれば十分にこなせます。
飲み会や意味のない会話にうんざりするかもしれませんが、休み休み付き合えば大丈夫です。
内向的な性格と自分を否定するのをやめて、「内向的でいいんだ!」とひらきなおる強く思うだけでかなり楽になりますよ。
②自分のペースを大切にする
内向的な人間といっても、千差万別です。
1人でカフェでくつろぐのが好きだという人もいれば、人に会うのも外に出るのもおっくうだという私のような人もいます。
いずれにせよ、自分1人の時間をこよなく愛するのが内向型の特徴です。
そんな至福なときに、LINEなどのSNSで連絡が入ると、ペースが乱されて困ることもあるのではないでしょうか?
無理に人に合わせる必要はない、そう思いながらも友人からの連絡だったりすると無下にもできないし…
返信も気が進まないことも往々にしてあるかと思います。
内向的な人間と言えども社会に関わらないと生きていけない以上、他の人を尊重し、良好な関係を築くのが最善策であるのは言うまでもないことです。
ただ、内向的な人間の正直な気持ちとしては自分のペースが乱されて戸惑っている…という思いもあるでしょう。
社会的な正しさと自分の気持ちが一致しない。
内向的な人間にはよくあることです。
モヤモヤした思いも、言語化すればある程度はスッキリするのではないでしょうか。
その上で、どう判断するかはあなた次第です。
③人間関係に期待しない
内向的な人間に限った話ではありませんが、他人に対しても理想主義的な傾向がある人がいます。
相手に対し、「こうあってほしい」「こうでいてほしい」
そんな理想像を強く思い描く人ほど、相手に対して失望することが多いです。
人間関係もうまくいかないことが多いのではないでしょうか?
この悪循環を断ち切る方法は、そもそも人間関係に期待しないことです。
どんなに親しい人であっても相手の心は自分の思い通りにはできません。
期待したり、執着しなければ、相手の良いところだけを見て付き合うことが容易にできます。
ドライな考え方の様に思われるかもしれませんが、価値観の違う相手を尊重し、共存するためにも有効な手ではないかと個人的には思います。
④心の師匠を持つ(二次元・猫でも可)
たとえば、孤高の存在としてムーミンのスナフキンを心の師症とするのも良いでしょう。
歴史上の人物ならば、時流におもねらずに徳川家康に抗った真田信繁(幸村)なども魅力的な「孤高の人」と言えるかもしれません。
中二病罹患者ならばルネサンス期の君主チェーザレ・ボルジアなどに憧れるのもいいですね。
もちろん、芸能人でもミュージシャンでもアニメキャラでも全然ありでしょう。
人は心のよりどころがあれば、生きるのが楽になります。
⑤孤独を恥じる必要はない
「ひとりぼっち 」な状態は少しも恥ずかしいものではありません。
それは学校教育やメディアの刷り込みによる単なる思い込みです。
2019年の日本社会では友人がいなくても特に問題なく暮らせます。
こちらの記事で、くわしく解説しています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
めんどくさい奴が語るめんどくさい意見ですが、最後まで目を通していただき、ありがたく思います。
世間の価値観に惑わされてはいけません。
数あるブログの中から当ブログに足を運んでいただけた方に、こんなことを言うのも心苦しいのですが、
当ブログが提示している価値観に合わせることもありません。
あなたの心はあなただけのものです。
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