日本時間の2020年5月6日あたりから行われたGoogleコア アップデートに関する当ブログの影響について、記しておきます。
当方にとって初めてのアプデ被弾であり、PV数等が激減する事態となってしまいました。
主に精神的な影響(モチベーションの低下)と、今後のブログ運営の方針についても併せてお知らせする次第であります。
これからブログをはじめる方や、初めてコア アップデートの直撃を受けた方に対して参考になれば幸いです。
20年5月Googleコアアルゴリズムアップデートの雑感と当ブログへの影響
当サイトが大変動を感知したのは2020年5月6日の20時過ぎくらいでしょうか。
この時間にしてはグーグルアナリティクスのリアルタイム画面のユーザー数が少ないなあとは思っていました。
具体的な数値を申し上げるのは規約違反なので控えさせていただきますが、いつもの3分の1くらいのアクセスです。
当初は何らかの異常か、Googleからの手動ペナルティも疑いましたが、サーチコンソールを確認したところ問題は検出されず。
どうもコア アルゴリズムアップデートがあった模様でした。
コア アップデート自体は年に数度行われているものです。
Google では年に数回、検索アルゴリズムとシステムに重要かつ大規模な変更を加えており、このような変更を「コア アップデート」と呼んでいます。コア アップデートは、全体として、関連性が高く権威あるコンテンツを検索ユーザーに提供するという Google の使命を果たすために行われます。また、コア アップデートは Google Discover に影響する場合もあります。
引用元: Googleウェブマスター向け公式ブログ
このアルゴリズムは一般には公表されていないので、どのような基準があるのかは全くわかりません。
当ブログは18年7月より運営していますが、これまで全くと言って良いほど影響は受けてきませんでした。
理由としては、想定する読者層が「内向的な人のために」書かれたもので、YMYL※に当てはまる内容はほとんど書いていなかったことが挙げられると思います。
※YMYL(Your Money or Your Life)直訳すると「あなたの人生とお金」に関連する記事のことで、ユーザーの人生や財産に影響を与える可能性のある項目の事です。
具体的には医療や健康問題、金融などの分野が当たります。
これらを扱うサイトは、検索エンジンがページを評価する基準が他テーマのコンテンツより厳格です。
特に医療・健康関連の記事は資格を持った専門家の監修を受けたり、実際の医療・診療施設のサイトでなければ上位表示するのは厳しくなっています。
当ブログは主な読者を内向的な人に絞っておりますが、メインカテゴリーは他にも「スクールカースト」だったり「ヤンキー研究」だったり、様々な現象や流行を年代別に考察したものも扱っている雑記ブログです。
音楽に関する記事も、PV数こそ少ないもののSNS等でシェアされることも多く、実はいちばん反応をいただけるジャンルだったりします。
YMYLに関する内容は避けてきたつもりでした。
今回は新型コロナの流行後はじめてのアップデートという事もあり、当ブログでも全カテゴリーが影響を受けてしまいました。
当ブログで不動の検索1位を誇った記事も、検索圏外まで飛ばされました。
代わりに上位表示されたものは公式サイトやメディアなどのサイトが表示されるようになっている印象です。
やはり個人による情報発信は容易にデマを発信しやすかったり、信ぴょう性等の問題もある以上、コロナ禍の現在は個人サイトが不利になるのはやむを得ないのではないかと思っています。
当ブログの運営方針では、キーワードの選定や検索意図などを元に、「自分がこのキーワードで検索するとしたらどんな情報を知りたいか」という点を大切にしていました。
もちろん、それに加えて競合サイトが何を書いているかを参考にして情報を網羅していきます。
自分の言葉で書き、実体験と自作のイラストや漫画を交えて多角的に有益な情報を提示したつもりでした。
しかしGoogleの提案する、E-A-T(専門性・権威性・信頼性)には乏しいと判断されたのかもしれません。
ドメインの強さ、運用歴や被リンクの数も影響しているのは間違いないでしょう。
今回あえてリライトせずに静観した結果
「検索順位が落ちるのは、記事の内容がユーザーの検索意図に合致していないから」
とは、よく言われることですが、SEOに詳しいわけでもないので、安易にネットで調べた情報を鵜呑みにしてリライトする手は避けようと思いました。
Googleも以下のように触れています。
掲載順位が下がった場合はサイトを修正しようと思うかもしれませんが、間違った修正を行わないように注意してください。場合によっては、まったく修正の必要がないこともあります。
正しい修正に確信が持てない以上、当ブログに関しては今回のアプデに対してあえて静観してみることにしました。
もちろんデータ等の古くなった箇所は適時リライトしていくつもりです。
次回のアップデートでどのような変化があるか、観測してみようと思った次第です。
たとえば18年12月から数度のコア・アップデートを経ても不動の検索1位だった、とあるヤンキーに関するキーワードがあります。
しかし20年5月のコア・アップデート以降で検索するとなぜか自動車の話題に特化した記事が上位に表示されるようになりました。
しかも同じ内容の記事が検索1ページ目に表示されています。
いくらドメインの強いメディアサイトでも、内容が重複するサイトが1ページ目に来ているのは、どうなんだろう。
自分の記事を過大評価したり、コアアップデートを批判する意図はないですが、この辺りに修正が加えられるのかも見極めたいと思うところです。
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる
引用元: Google が掲げる 10 の事実
Googleが掲げる10の事実の中でも、1番目に来ていることですから、ゆくゆくは改善されていくものであると思っております。
その後のアップデートで変化がありましたら追記する予定です。
検索結果で上位表示されなくても価値のあるサイト作りを目指す
今回の件で、Googleの検索流入による集客の不安定さを骨身にしみて痛感したので、ブログ自体の在り方を考え直すきっかけともなりました。
アプデ被弾から立ち直ってブロガーとして半人前
というような意見もありますが、正直これまでのようなペースで書くのは難しいかなと。
SNS主体での集客に切り替えるか、YouTubeでの動画配信も含めて方法はいくつかあるでしょう。
当ブログは「内向的な人のために」書くことをコンセプトにしています。
今後もそれは続けていくつもりです。
ただ、どう届けていくかには課題がありそうです。
いくら私が「検索してくれた人の意図に寄り添った良い記事」が書けたと思っても、上位表示されるのは企業のドメインだったりしますからね。
いい悪いは置いておいて、Google検索から得られる情報は、あたりさわりのない公式サイトやメディアの無難な記事ばかりが並ぶ流れになっていくのかもしれません。
検索エンジンに依存したブログ運営は考え直すきっかけとなりました。
更新頻度は落ちてしまうかもしれませんが、検索結果で上位表示されなくても価値のあるサイトを目指していくことになりそうです。
それに加えてブログ以外の自前のコンテンツも充実させていこうと思い、準備中です。
近日何かしらのお知らせができると思いますので、よろしくお願いいたします。
まとめ
20年5月のGoogleコアアップデートにより、かなりの割合で個人ブログは逆境に立たされたのではないでしょうか。
かつてない検索結果の変動だったと言われています。
ブログを止めてしまう方も今後、少なくないかと思われます。
今後の方針については、検索流入以外の集客も視野に入れつつ、より当ブログの読者さまのためになるような記事の作成を心がけていきます。
キャラクターたちも含めて、愛着のあるサイトですのでマイペースに、そして丁寧に運営を続けていければと思います。
逆に言えば「自分のメディア」として、検索流入を意識せずにこれまで以上に好き放題書ける機会でもあるかも知れません。