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マンガの持ち込み ボロクソに言われた時の対処法

持ち込みで心が折れないための考え方と対処法

出版社にマンガの持ち込みをしたことがある人はご存じだと思いますが、基本的にはボロクソに言われるものですよね。

受け持った編集者の性格にもよりますが、率直に指摘するタイプの人でも慎重に言葉を選んでアドバイスをしてくれる人でも、まずもって厳しい指摘が来るわけです。

 

マンガを完成原稿まで描き上げるような人は絶対に自分の作品に愛着がありますから、当然「何でだよ!」って頭に来たり傷つくわけです。

ネットを見回すと「的確な指摘ありがたかったです」とかいう記事を見ますが「本当かよ!」「物わかり良すぎじゃね?」って思います。

私はメンタル弱めですが、マンガ描きは自意識過剰で感受性が鋭かったり傷つきやすかったり、内面にマグマのように情念が渦巻いている人は多いと思います。

 

だから、「ココ意味がわからない」と指摘された箇所に納得がいかなかったり、自信を持って描いたヒロインが「不細工だね」とか言われたら傷つきますよ。

いや、読者はもっと厳しいのですけれどもね。ただやっぱり悔しいし、真摯に修正しようとすればするほど「何がおもしろくて何がダメなのか分からなくなって」思考停止になってしまう場合もあります。

そんな時にできる気持ちの切り替えと、気持ちよく修正原稿に取り掛かるための心構えをマンガ描きの目線から考えてみたいと思います。

作者と作品を切り離して考えること

マンガを出版社に持ち込んだということは、完成原稿を1本描き上げたわけです。

16ページでも32ページでも、それがどれほど大変な事かは筆者もマンガ描きなのでよくわかります。

 

なんだかんだ言って自分で描いたマンガは可愛くて仕方がないものです。

 

自分の子供か、ひょっとしたら自分よりも自分らしいかもしれない存在=自分のマンガ。

こんな大切な自分のマンガに対して初対面の編集者にボロクソに言われたらそれは傷つきます。

相手はプロで、ビジネスの話なのでシビアなのは当然だと頭では思っていても、なかなか心がついていきません。

思いのたけをぶつけた「作品」を「商品」として見られないのは真剣に描いていれば当然だとさえ思います。

でも、ここで視点を変えてみましょう。

 

編集者はあなたを評価しているのではない、雑誌の編集者として、あるいは読者代表として、ただ目の前にあるマンガ原稿を評価しているんですよね。

作者と作品を切り離すことは「作品」と「商品」を両立させるために必要な考え方です。

 

まあ、メンタルが強い人や容量のいい人、人間社会とうまくやっていける人はこんなことで悩まないのですけれども…。

嫌な言い方で指摘されたら大丈夫な言葉に翻訳する。

「ここのセリフ、良いこと言おうとして滑ってる感じですよね。上っ面すぎで」

「この描き方だと戦闘シーンだか盆踊りだか分からないですよね」

編集者にこのような言い方をされると、バッチリ的確な指摘でも、嫌な気持ちが心に引っかかって気持ちよく修正案に向かえない人もいるのではないでしょうか。

体育会系の人に言わせたら「メンタル弱すぎだろ」と一笑に付されると思いますが、文化系やオタクは果てしなくメンタルが弱いですからね基本。

 

いや、筆者が特別に自意識過剰でメンタル弱いのも確かですけどね。

これも「作品と自分を切り離して考える」ことが大切です。

それと、もうひとつ大事なのが「言い換え」ですね。

 

「このセリフ良いこと言おうとして滑ってる感じですよね。上っ面すぎで」

「ここのセリフは絶対に心を込めて真摯に考える」

「この描き方だと戦闘シーンだか盆踊りだか分からないですよね」

「戦闘シーンをカッコよく描けたら、この漫画はずっと良くなるよ」

こんな風に意味を変えずに言い方をポジィティブな表現に翻訳します。筆者は本当に心が弱いので「勝手に翻訳」を常日頃から心がけています。

そのおかげで、少しだけ頑なだった心がほどけたような気がします。

 

マンガ以外でも応用可能です。あの人の言い方なんかイヤだなと思ったときに試みてみましょう。

編集者の名刺を受け取ったときは名刺アプリで管理がオススメ

担当がついたり、見込みありと思われて名刺を渡された際は名刺アプリで管理するのが良いでしょう。

学生の方はもとより、漫画家志望者の場合、名刺交換の経験の乏しい方も多いと思います。

ただでさえ緊張で頭が真っ白になりがちな持ち込みですので、相手の名刺を紛失することもあり得ない話ではありません。

 

デジタル作業が主になったマンガ制作作業ではありますが、持ち込みの際はいまだに大量の紙を持ち歩きます。

原稿用紙はもちろん、メモの切れ端、ノート、ネーム用紙などに紛れて名刺が紛れてしまったことも…。

 

恥ずかしい話、私は過去にマンガ家仲間や担当編集者の名刺を紛失したことがあります。

 

なので、名刺アプリなのですぐにデータ化するのが良いと思います。

たとえばコミケなどのイベントでも名刺交換は行われますので、お出かけの際にはDLをおすすめします。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はマンガの持ち込みでボロクソに言われて傷ついたマンガ描きの立ち直るキッカケとなれたら最高です。

 

何度も言いますがマンガを1本完成させるのはとても大変です。

まずはその事実に胸を張りましょう。そして、生み出された作品は独り歩きを始めました。

そこにあるのはあなたとは違うただの完成原稿です。

これを「商品」にするために、言われたことを反映させたマンガで再チャレンジするもよし、心機一転また描くのもよし、あるいは「商品」はあきらめて愛すべき「作品」と共に生きるのもいいでしょう。

プロになるのがすべてではありませんし、マンガ描きを強制されるべきものではありません。

自分で選んだ道を、自分の足で歩いていきましょう。

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