オカルトやミステリアスな事象が好きな人が読む月刊誌「ムー」(三上丈晴編集長、学研プラス)は、1979年10月に創刊され、2019年に創刊40周年を迎えます。
それを記念して、18年の秋に東京・池袋パルコで「ムー展」が開かれました。
会期は18年の10月12日~同29日までの17日間と短かったので、行きたくても行けなかった人がいるのではないでしょうか。
学生時代に読み、懐かしさを感じた筆者が、実際に行って楽しんできた範囲内で、展示内容や購入したグッズなどを写真で紹介します。
ここでは、
①コラボ企画で、ムー展をテーマにした料理を提供していたカフェのメニュー
②ムー展で、撮影許可があった範囲内での展示の様子
③購入したグッズ
の順に紹介しますね。
たくさんの著名人がムー展に寄せたお祝いのメッセージのコーナーもありましたが、撮影禁止でした。
また、二ホンオオカミのミイラ(子供か? 小さかった)も撮影禁止で、見張りの若い女の子が立っていました。
ムー展は18年12月から19年1月にかけて福岡パルコで行われるなど、地方展開するといった情報もあるので、参考になればと。
オカ研の18年度部員、私こと十念絵馬が行ってまいりました
行ったときは、どちらかというと年配でした。〝80年代をリアルタイムで知っている人〟が多かった印象かな
アパレルな感じでギャップがありそうですが、実際はムー展自体もこじゃれた感じだったので、違和感はあまりなかったです
展示会や展覧会には、開催期間中によくギャラリートークとかが開かれるけど、そういった企画はなかった?
ありました。三上編集長に聞くトークイベントなどが開かれたみたいです。僕は行けなかったけど
そういったイベントの会場となったカフェでは、ムー展の開催に合わせた限定メニューを出していましたので、味わってきましたよ。これが期間中は「ムー40th cafe」となった、カフェ・アドレス池袋パルコ店の外観です
まずは『恐怖のチュパカブラドリンク~ヤギの血ミルク~」(860円)』を頼みました
「家畜の血液を吸うとされるUMA「チュパカブラ」をイメージし、ベリーソースで血を、ホイップクリームで体を表現」
メニュー表より
あ、小夜子さんはご存じありませんでしたね。このようなUMAです!
プエルトリコに現れた家畜を襲う獰猛な吸血怪獣
1995年に、カリブ海にあるアメリカ自治領の島「プエルトリコ」に出現して以来、北・南米大陸に出現した怪物である。
チュパカブラの頭部は卵形、目は真っ赤で大きく、小さな鼻孔がふたつある。口の上下両方からは鋭いキバが2本突き出ており、長さ30センチもの舌先はアイスピックのように尖っている。小さな手(前肢)と、立ち脚(後肢)に、かぎ爪のついた3本の指がある。後肢の太ももは太くたくましい。後肢を使って猛スピードで走り、6メートルもの高さを軽々とジャンプしてみせる。目撃報告の一部には羽があって空を飛んだ、というものもある。
そもそも「チュパカブラ」とはスペイン語で”ヤギの血を吸う者”という意味で、その名の通り、ヤギはもとより、ウシやヒツジ、ニワトリなどの家畜を襲い、血液や体液を吸い取ってしまうのだ。
最初の事件は1995年3月11日、プエルトリコの首都サンフアンの南東に位置する村カノバナスで起きた。早朝、家畜のヤギ8頭が殺害されているのを村人が発見した。当初は野生動物の仕業かと思われたが、不可解なことに、周囲に血痕がひとつもなく、むしろヤギの体内からは血液が完全に抜かれていたのだ。
次いで同年8月、村人の女性が奇怪な生物に遭遇。これがチュパカブラを目撃したという最初の報告となる。その後、同村付近でヤギだけでなく、ウシ、ヒツジなど血液を抜かれた家畜が次々に発見されるようになった。
月刊ムー公式ウェブ「UMA」の基礎知識 よりhttp://gakkenmu.jp/archive/4122/
※血は入っていません。
味のほうは、牛乳にイチゴジャムが入っているような感じを想像してもらうと近いかなと
次は『魔女のパワーストーンドリンク(860円)』です
「パワーストーンをイメージしたカラフルタピオカと色が変わるハーブティーを使用したレモネード。レモンジュースを入れることにより青からピンクへ変色する」
メニュー表より
…ということなので、レモンジュースを入れてみました
この日は暑くて氷が解けるのが早かったので、そんな影響もあったのかなと
メニューにあるようなキレイなピンクにならなくて残念だったわね
さて、次は食事メニューの『ビッグフットのハンバーグプレート(1500円)』です
これを頼んだら、「ムー40thロゴ入りスプーン(写真下)が付いてきました
ビッグフットの足型をイメージしたハンバーグ。ノベルティのムー40thロゴ入りスプーンは、超能力で曲げてから使用するのがおすすめ。
メニュー表より
『※スプーンは超能力でお曲げください』って書いてあるけど
超能力のスプーン曲げって、首(?)のところを猛烈に指でこすると曲がるのよね
さて最後は、『墜落したUFOワッフル~謎に包まれたロズウェル事件~(1500円)』です。デザートですね
謎多きロズウェル事件をデザートで再現。ワッフル、ホイップクリーム、ぎゅうひ、アイスクリームから成るUFOがチョコレートクリームに墜落している。
メニュー表より
ワッフルには、上の写真でスプーンと一緒に写っているポストカードが、おまけで付いてきました
このワッフル、UFOが墜落して斜めになっているというコンセプトで、本体の釜(?)的な部分の下部が、ブドウの実で表現されているんですね
あー、よくレトロなUFOの絵で、足(?)のところが丸く光ってるやつな
本体の丸くて白い部分がギュウヒに包まれたバニラアイスで、味は「雪見だいふく」を大人っぽくしたような感じでした
円盤の上のホイップクリームとジェリービーンズがポップな感じね
ワッフル自体はあまり甘くなかったので、バランスがよかったです
さて、こちらがカフェとは別のフロアにあるパルコミュージアムの外観です
とりあえず2種類。何種類あったのかはわかりませんが
中に入るとすぐ、右手の壁に創刊から今までの雑誌すべての表紙が飾ってありました
左手の壁には、ムーを象徴するような特集が組まれた誌面が、トピックごとにまとめられて飾られていました
ピラミッドとか、アトランティスとか、「あ~、ムーっぽいな」って感じがするわ
そんな中で、最初の展示は、とにかくこれでした。リスペクトを感じます
生頼範義(おおらい・のりよし、1935―2015)さんによる、ムーの表紙の原画です
もちろん創刊号の原画(上の写真奥)が、一番に飾られていましたが、絵がちょっと刺激的なので、遠目でご紹介しています
「触らないで」のマークに水かきが付いてます。カッパか? チュパカブラか?
生頼さんといえば、映画スターウォーズのポスターで有名な人ね
名前は知らなくても、絶対にどこかで見たことのある絵だよな
いまいちパッとしない映画でも、生頼さんが描くと超大作に見えたり…
ゲームでは、光栄の三国志とか、信長の野望とかのパッケージを描いたりしていたな
…さて、ムー展には、こういった物的な展示物もありました
1987.09 NO.082
総力特集で「ビッグフット」を大調査。展示の足型は、並木伸一郎氏がアイダホ州立大学の解剖学・人類学准教授のジェフリー・メルドラム氏から譲り受けた石膏のひとつ。
展示パネルの解説文から
これは、実際に自分の足と比べられるコーナーも別の場所にあったのですが、大きいですよ
似たようなのでイエテイというのがあったけど、あれはヒマラヤ山脈ね
また、こんな機器も展示されていました。ガイガーカウンターです
UFO事件調査に使ったガイガーカウンター
UFOが出現した現場では、自然界のものとは異なる放射性物質が検出されることがある。1975年に山梨県甲府市で小学生が UFO と異星人に遭遇した事件現場でも、半減期が約15日のリン32が検出されている。宇宙や異次元から飛来する UFO と特異な放射性物質について、正確な関連は不明だが、謎の円形痕(ミステリー・サークル)など、未確認飛行物体が飛来した可能性がある現場では、ガイガーカウンターを使った調査がよく行われている。
展示パネルの説明文から
今ではとても考えられない。個人の住所を雑誌に掲載だなんて…
また、バックナンバーが集められた図書館風の読書コーナーもありました
たくさんの人が座って読んでいらっしゃいましたよ。例外もいましたが
後ろにいた若い女性がなぜか、『私、絶対に字は読みません』『ネットでも画像しか見ない』『若者の活字離れ』と、かたくなに主張して読むのを拒んでいました。みなさんが読んでいる中で
さて、次のこれは記念撮影用のセットです。来場者がこの中に立って記念写真を撮るんですね
そのあと物販があって、記念に購入したトートバッグです
バッグの種類はいくつかあって、高校生くらいの男子が真剣に選んで買っていきました。今ごろ使っているんでしょうか
これも買いました。『ムー未確認動物UMAラムネ』です
全10種のUMAカードが入っています。ネッシーとかツチノコとか、河童とかですね
ムー展はこんな感じでした。いい雰囲気でしたよ。少しでも行った気分になっていただければ幸いです
読んでくださり、ありがとうございました。併せてこちらもご覧ください