友人との何気ない会話。好きなアーティストに関する話題で、単にいい曲だと思って聴いているだけなのに、性格診断されたことはありませんか?
「サカナクションのファンなの? 意外と意識高い系だったりする?」
ある種の偏見とも言えますが、心当たりがあって思わずドキッとしたり、あるいはまったく見当違いに感じてムッとしたりした経験はないでしょうか?
アーティスト本人やファンの方には全く失礼千万な話ですが、私も含めて学校や職場で言われたことのある人も多いのではないかと思います。
個人的な意見を言わせていただけるならば「ファン度が高ければ、確かに影響されるかも知れない」とは思っています。
好きな歌手で性格診断についての見解
この記事がアーティストやファンの皆様を傷つけたり、偏見を助長しないように細心の注意を払って執筆しておりますが、不快に思われる可能性は常にあります。
当然のことながらここで扱っている「アーティスト○○好き=○○だよね」という決めつけは一方的な偏見であり、ファンの属性を正確に表しているとは言えません。
あくまで自分の周囲で話してた人や、電車内での会話。あるいはネット掲示板やSNSでの発信を元に主観に基づいて考察したものです。
また、当ブログでは年代別にキャラクターを立てて会話形式で記事をお楽しみいただこうという構成になっておりますのでご了承ください。
80年代~2010年代まで、4つの時代から時空を超えて巡り合った『オカルト研究会』の4人のメンバーが、それぞれの時代を代表するアーティストとファンの性格傾向について、語り合いました。
それでは、いってみましょう。
ダンス&ボーカルグループはリア充向け?
三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以降JSB)や、Da-iCE、などの男性のダンス&ボーカルグループは一見してテレビ映えします。
人気グループなので彼らのファン層は多岐にわたると思いますが、内向的な人にファンは少ないだろうな、という印象があります。
個人的な知り合いで、彼らのファンを公言する人たちはとても社交的なリア充ばっかりだったので、そんなふうに思うのかも知れませんが。
ダンス&ボーカルグループを好む層は、実際にダンスを習っていたり、業界に興味がある人もいるでしょう。
必然的に社交的な人、アクティブなリア充が好んでいる傾向があります。
彼らのファンのツイッターなどでもアニメアイコンは少ないことから、ファン層の中心はオタクではないと言えます。
女性ダンス&ボーカルグループの場合、そうとも言い切れませんが。
ドリカム、サザン好きは社交的な人が多い?
世の中の人たちの大多数はテレビの歌番組やドラマの主題歌、あるいは職場で流れる有線放送などでしか音楽に触れないということです。
当然そこで流れるのはシングル曲です。
あるアーティストのファンを公言していても、ベスト盤以外のアルバム曲を全く知らないという人もたくさんいます。
日本のポピュラー音楽好きの人には信じられないような話ですが、音楽に興味がない人は意外と多いです。
近年では定額のストリーミング再生という音楽配信が主流になるかのような勢いではありますが、実際のところ(特に年配層を中心として)まだまだ世の中の話題の中心はテレビが担っていると思います。
トレンドブログなどでもテレビの話題は強いですし。
ただし、「人気ドラマの主題歌だから売れる」という構図は完全に過去のものになりました。「若者のテレビ離れ」も確かに肌で感じるところですので、この流れが今後変わっていくのは間違いないでしょう。
年齢と共に音楽の好みが固定され、新しい音楽を人は聴かなくなると言われています。
以下の記事では、実例を交えて「好奇心の窓」について考察しています。
ミスチル好きな人の性格診断
説明不要の国民的バンドMr.Childrenですが、これだけのビッグネームになるとファン層も多種多様ではないでしょうか。
活動歴も長いので、親子二代でファンという層も珍しくないでしょう。
ファンも文化系から体育会系、リア充からオタクまで、幅広い層に支えられているのではないでしょうか。
なので性格診断も意味がないと言えますが『時空オカルト研究会』のメンバーには思うところがありそうです。
ミスチルの歌詞の世界観は社会の汚い面にも焦点を当ててます(例・5thアルバム『深海』等)
恋愛を歌っていてもきれいごとだけを歌わず、打算や駆け引きなどのズルい面からも目を背けていないのではないでしょうか。
こうした楽曲は、当時十代だったファンも年齢を重ねるとともに実感を感じられて、よりグッとくるのではと思います。
このような理由から、ミスチル好き=ビタースイートな社会人ではと思います。
スピッツが好きな人の性格は?
スピッツは87年に結成され、91年にメジャーデビューしました。
一般層にその名が知れ渡ったのは90年代中頃のシングル『ロビンソン』『チェリー』あたりからだと思われます。
96年のドラマ『白線流し』の主題歌『空も飛べるはず』も有名です。
その後もドラマやCMの主題歌に起用され続けています。
19年年度前期のNHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』の主題歌に起用された『優しいあの子』は100作目となった朝ドラの雰囲気に合ったさわやかな楽曲となっています。
ただ、スピッツに関しては知名度はありますが、どこまで彼らの音楽に踏み込んでいるかで性格診断は違ったものになるでしょう。
実際、スピッツをロックバンドではなくJ-POPアーティストだと思っている人もいるくらいですから。
19年現在では国民的なバンドといってもいいスピッツですが、活動期間が長く、ミスチル同様に親子二代のファンも多いでしょう。
常に一定以上の評価を得ていながらも、アンチの声がほとんど聞かれないのは音楽界ではきわめて珍しい事例ではないでしょうか。
草野マサムネをはじめとするメンバーのルックスも含めて、人畜無害なポップバンドのような印象もありますが、実際には歌詞も毒々しかったりトゲトゲしかったりします。
さりげなく演奏していますが、楽器隊のレベルも高いので、うるさ型のロックファンにもツッコミを入れられないような非常にいい立ち位置にいると思います。
余談ではありますが、スピッツの楽曲の多くがギターを全面に立てているのに対し、ミスチルはピアノが主体の曲が多い印象です。
たとえばドラマの主題歌でしか彼らを知らない層は社交的な人もいたり、ヤンキーもいたり様々な層で構成されているでしょう。
前置きが長くなりました。
「スピッツのアルバム全曲聞いているような人はロック好き、音楽好きで内向的な人が多い」ということで良いではないでしょうか。
アーティストの歌詞や世界観にファンは影響を受ける?
山下達郎、竹内まりや、シティポップ好きはオシャレ度が高い?
シティポップとヴェイパーウェイブの記事はこちらをご覧ください。
女子力が高そうなアーティストのファン?
友人と何気なく話す音楽の話題が、時として人を傷つけてしまう場合があります。
「メンヘラご用達」と先入観を持たれやすいアーティスト
※あくまでもアーティストの醸し出す世界観や印象に伴う社会的な風潮ないしイメージで、実際のアーティストやファンが精神的に不安定という意味ではありません。
たとえば、あるアーティストの純粋なファン(しかも公言していない状況)であるAさんと、そのアーティストに対して「メンヘラ御用達」のような偏見と先入観を持つBさんが会話をしたとして、悪気なく発したネガティブな一言が相手を傷つけてしまうケースも起こり得るでしょう。
文化系女子とガールズバンド
ガールズバンドの歴史については、以下の記事にまとめました。
まとめ
いかがでしたか。何ともぼやけた記事になってしまいました。
要するに言いたいことは以下のリストにまとめてみました。
- 好きなアーティストで性格診断は本人やファンにとっていい迷惑だと思う。
- でも正直ちょっと興味があるし、当たってたらドキッとする。
- ファン度が高いほど該当アーティストからの影響を受けるのは確か。
- 必ずしもファン層のイメージが自分に当てはまるわけではない。
- たとえ傷ついてもファンであるなら誇りを高く持とう。
最後に。
ここまで読んでいただいた方の中には、友人(知人?)との会話で、好きな音楽に対するネガティブな意見や決めつけ、あるいはマウント取りなど不用意に傷つくような経験をなさった方もいるかと思います。
誰に何を言われても、そのアーティストが心から好きなのであれば、その気持ちを大切にしましょう。
反論する必要はありません。
誇り高く好きなものを大切にするのが人生を豊かにする秘訣だと思います。